子宮頸がんワクチンの
9価HPVワクチン(シルガード9Ⓡ)について
子宮頸がんワクチンの
9価HPVワクチン(シルガード9Ⓡ)について
公費負担:稲沢市に住民登録がある小学校6年生~高校1年生に相当する女子
その他の方は、自費で1回25,000円(税込)(本ワクチンは3回接種必要です。)稲沢市で最安値の価格帯です。但し、前払い予約制です。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するといわれている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。
こちらからご予約下さい。
HPVは、「子宮頸がん」の原因となるウイルスであることはよく知られていますが、その他の癌(がん)やイボ(尖圭コンジローマ)の原因もなります。
女性器:子宮頸がん、外陰がん、膣がん
男性器:陰茎がん
共通:中咽頭がん、肛門がん
HPVは性交渉により誰もが感染する可能性のあるごくありふれたウィルスです。
HPVワクチンを接種することで、子宮頸がん罹患率を顕著に下げることができます。
女性はもちろん、男性もHPVに感染しますので、
男性にもHPVワクチン接種をお勧めしています。
現状、HPVに感染した場合の治療薬はありません。そのため、ワクチン接種で予防することが有効です。
アメリカではHPV9価ワクチンが承認されて久しいですが、CDC(疾病対策予防センター)が発表した内容では、13歳から19歳の女子の子宮頸がんの発病例が83%も減少し、20歳から24歳でも66%減少したといいます。
また、10代-20代の女子の子宮頸がん検診では前癌病変の症例の減少、男女の性器・肛門の尖圭コンジローマもどの年代でも著しく減少していたと報告されています。
HPVワクチン接種は、陰茎がんや肛門がん等の予防にもなることから、欧米各国では男性の方の接種も推奨されています。
そのため、当院では男性の方も接種可能です(但し、自費で1回25,000円(税込)(本ワクチンは3回接種必要です)。ご自身とパートナーを守るために、男性の方にも積極的に接種して頂きたいと考えております。
男性のワクチン接種の目的は、主にこの2点です。
・男性本人のHPV感染による病気の予防(コンジローマ、陰茎などのがん)
・自分が感染源とならないことで、パートナーのHPV感染症のリスクを抑える
HPVワクチンを接種することは、ご自身とパートナーを守ることに繋がります。
稲沢市に住民登録がある小学校6年生~高校1年生に相当する女子
定期接種期間を過ぎた方でも、26歳以下の方には、HPVワクチンの接種をお勧めします。
・小学校6年生の学年から、15歳の誕生日の前日まで(15歳未満)まで ⇒ 2回接種必要
・16歳以上 ⇒ 3回接種
ワクチンは3種類あり、年齢、ワクチンの種類により接種間隔や回数が異なります。また、同一のワクチンを使用する必要があります。
※令和5年4月からシルガード9が定期接種となりました。
現在、予防効果の高い9価の「シルガード9」が公費で接種できます。
「シルガード9」は、「ガーダシル」よりもHPV感染予防効果が高く、欧米では「シルガード9」の接種が標準になっています。
子宮頸がんワクチンの今までの接種歴がなく、特別な理由がない場合、「シルガード9」をお勧めしています。
HPVワクチンには2価・4価・9価と3種類ありますが、これは予防できる型の数を表しています。
HPVには180種類以上の型があり、感染した型によって発病する可能性のある病気は異なります。
→16型、18型の予防
→6型、11型、16型、18型の予防
→6型、11型、16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型の予防
尖圭コンジローマは、6型と11型のウィルスにより発症しますので、4価と9価のワクチンを接種すれば、予防効果が得られるという事です。
「サーバリックス」と「ガーダシル」は、6割程度しか予防できない事に対し、9価ワクチンの「シルガード9」は5種類の型が追加されたことによって、がんの原因の約9割予防できるといわれています。
2回目:1回目接種から1か月後に1回
3回目:1回目接種から6か月後に1回
ただし、上記方法をとることができない場合は、1月以上の間隔をおいて2回行った後、1回目の接種から5月以上、かつ2回目の接種から2月半以上の間隔をおいて3回目を行う。
2回目:1回目接種から2か月後に1回
3回目:1回目接種から6か月後に1回
ただし、上記方法をとることができない場合は、1月以上の間隔をおいて2回行った後、2回目の接種から3月以上の間隔をおいて3回目を行う。
2回目:1回目接種から6か月後に1回
WHO(世界保健機関)の予防接種専門家戦略アドバイザリーグループ(SAGE)は、HPVワクチンは、2回のみの接種であっても3回の接種と同等の効果をもたらすと発表しました。
これを受けて、当院では2回のみの接種も推奨しています。
※シルガード9とサーバリックス及びガーダシルの交互接種は可能です。15歳未満の方は交互接種となる場合、3回接種となります。但し、サーバリックスとガーダシルの交互接種は認められていません。
子宮頸がん予防ワクチンの積極的勧奨の差控えにより、接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、定期接種の特例として、令和4年度より、定期接種の対象者を越えて接種が可能となります。
令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間
平成9年度生まれから平成18年度生まれまでの女子
※キャッチアップ接種の期間中に定期接種の対象から新たに外れる世代についても順次対象
※平成19年度生まれの女子は令和6年度の1年間
積極的接種勧奨の差控えにより、定期接種の機会を逃した方が、自費で受けた接種費用を払い戻しします。
以下の1~4全てに該当する方
令和4年11月1日から令和7年3月31日まで
接種費用の実費相当額または市が定める基準単価(上限額15,230円+税)
・自費で接種した回数(最大3回まで)
・交通費・文書料など除く
提出書類を持参の上、保健センターまたは保健センター祖父江の窓口へご来所ください。
HPVワクチン接種は、全世界100カ国以上で定期接種ワクチンであり、世界の常識となっています。しかし、日本だけが、現在、積極的勧奨を差し控えている状態が続いています。海外では、既にHPVワクチンによって子宮頸がんの発生が90%近く減少した国もあります。子宮頸がん予防のために9価HPVワクチン(シルガード9Ⓡ)の接種をご検討下さい。
公費負担:稲沢市に住民登録がある小学校6年生~高校1年生に相当する女子
その他の方は、自費で1回25,000円(本ワクチンは3回接種必要です。)県下、最安値の価格帯です。但し、前払い予約制です。
こちらからご予約下さい。
ヒトパピローマウイルス6、11、16、18、31、33、45、52及び58型の感染に起因する以下の疾患の予防です。
9歳以上の女性に、1回0.5mLを合計3回、筋肉内に注射します。通常、2回目は初回接種の2ヵ月後、3回目は6ヵ月後に同様の用法で接種します。
<用法・用量に関連する接種上の注意>
1. 接種間隔
1年以内に3回の接種を終了することが望ましいです。なお、本剤の2回目及び3回目の接種が初回接種の2ヵ月後及び6ヵ月後にできない場合、2回目接種は初回接種から少なくとも1ヵ月以上、3回目接種は2回目接種から少なくとも3ヵ月以上間隔を置いて実施してください。
2. 同時接種
医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することができます。