現在、当院では大腸カメラを中止しております。
ご不便をお掛けしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
大腸カメラを受けるときの、
大量の下剤を飲むことが辛い!
下剤を飲まなくても
大腸カメラができる方法があります。
この度、当院では「下剤を飲まない大腸カメラ」を導入しました。
通常 大腸カメラを受ける場合は、腸の中に溜まった大量の便を全部外に出す必要があります(便が残っていると観察しづらく、大腸ポリープやガンなどの内視鏡治療も困難になります。)そのため、検査の前に、1~2Lの大量の液体の下剤を飲む必要があります。実は、これが結構大変です。中には本番の検査よりもこっちの下剤を飲む方がつらいという人もいます。また、下剤を全部飲めない方や、下剤を飲んだが吐いてしまったとういう方もあります。
一方、下剤を飲まなくてよいのであれば、毎年大腸カメラを受けられるのにと言われる患者様も多くいます。そこで当院では、検査前の下剤が飲めない方のために、下剤を飲まない大腸カメラを新たに導入しました。
胃内視鏡的洗腸液注入法と呼ばれるもので、内視鏡を使って直接下剤(腸管洗浄液)を十二指腸に送り込む方法です。胃カメラを行い、胃カメラ終了後、胃カメラを通して下剤を十二指腸に直接入れるので、まずい下剤を口から飲むことなく、腸に届けることができます。
(大腸カメラ前に胃カメラの検査が必須になります。検査の適応にはいくつか条件がありますので、医師とご相談ください。)現在は、60歳未満で便秘のない方に限定して施行しております。
8:00
大腸カメラ前の食事制限をした状態でクリニックへ来院してください。
検査準備室で着替えて頂き、検査の準備ができましたら、まずは胃カメラを受けていただきます。
当院では極細の鼻からの胃カメラを採用しており、苦痛が少ない胃カメラ検査が可能です。
胃カメラ観察後に、そのまま内視鏡をつかって下剤を直接十二指腸に注入します。
そして、胃カメラ終了後、大腸カメラの準備ができるまで検査準備室でおくつろぎ頂きます。
9:00頃
下剤注入後30~60分程度で排便が開始されますので、便を出し切るまで何度もトイレに行く必要があります。
2~3時間程度で便が全て外に排泄され、腸が空っぽになりますので、大腸カメラが施行出来る状態になります。
12:30~13:00頃
大腸カメラの検査の準備ができましたら、内視鏡室に移動します。
大腸カメラを施行し、大腸ポリープやガンが見つかれば、出来る限りその場で内視鏡的に切除します。
つまり、大腸カメラ+内視鏡的ポリープ切除を同日に施行します。
但し、ポリープが極端に大きい場合やガンで進行している場合は、病理検査のみ施行します。
そして、1週間後の病理結果を確認後、手術治療が出来る総合病院に紹介します。
14:00前後
お車や徒歩で帰宅できます。
健康診断で便潜血陽性の方、大腸ポリープを指摘されたことがある方など、「下剤を飲まない大腸カメラ」をご希望の方は、診察時に「下剤を飲まない大腸カメラを希望」とお伝えください。
当院では、「下剤を飲まない大腸カメラ」以外に、通常の大腸カメラ検査においても下記の如く、患者様の苦痛改善やプライバシー保護のために様々な工夫をしています。
下記は、通常の大腸カメラ検査の当院の工夫についての説明です。「下剤を飲まない大腸カメラ」検査を希望される患者様は、読む必要はありません。
通常の口から下剤を服用する大腸カメラの方法でも、下剤(洗腸液)を各種取り揃えています。下記の5種類から、好みの下剤を1種類お選び頂けます。
① モビプレップ(液剤)※当院で最も使用されている下剤です。
モビプレップはお薬を水で溶かして飲むことで腸管内をきれいにするお薬です。
② ニフレック(液剤)
ニフレックはお薬を水で溶かして飲むことで腸管内をきれいにするお薬です。
③ マグコロールP(液剤)
マグコロールPはお薬を水で溶かして飲むことで腸管内をきれいにするお薬です。
④ ビジクリア(錠剤)
ビジクリアはお薬(錠剤)を水分と一緒に飲むことで腸管内をきれいにするお薬です。
⑤ ピコプレップ(液剤)
ピコプレップはお薬を水で溶かして飲むことで腸管内をきれいにするお薬です。