糖尿病患者さんを対象に、フットケア外来を開設しています。
糖尿病の患者さんは、足の水虫や靴ズレ、火傷、自分でタコを削ったためにできた傷などをきっかけに、気づいた時には足の状態がとても悪くなり、足の切断など不幸な結果(糖尿病の合併症)を招くことがあります。傷ができる前に、糖尿病患者さん自身が自分の足は傷ができやすいか?しびれがあるため傷に気づきにくいか?水虫はあるか?など足に関心を持ち、傷ができないように、いつまでも不自由なく歩けるようにすることがフットケアです。
当院のフットケア外来では、糖尿病患者さんの足を守る為に、フットケア研修を受けた専任の看護師が院長と協力して、足の観察・爪切り・保湿などを行い自宅での自己管理方法の説明を行います。
1人約20~30分
当院の診療時間帯ならいつでも可能です(予約制ではありません)。
足のしびれや冷感などの症状の有無、普段の生活習慣などをチェックシートに記入して頂きます。
血行促進と処置を行いやすくするために、5分間ほど足浴(足をお湯の中に入れ)をします。
足のしびれや感覚鈍さがないか確認し、足の感覚を見ます。
足を触り、タコや傷、爪肥厚、履いている靴や靴底や靴下などを見ます。
ニッパーで爪切りをします。深爪や痛くならないように気をつけます。
コーンカッターでタコを削ります。
仕上げに保湿クリームを塗ります。
自宅での足の洗い方、爪きりの仕方、保湿、靴下の着用など、患者さんの生活や足に合わせて、自己管理方法を説明します。