時代の最先端、AI内視鏡検査(胃カメラ検査&大腸カメラ検査)を開始しました!
現在、医療分野でもAI導⼊は世界中で加速しています。胃カメラ、大腸カメラ検査業界もその例外ではありません。胃カメラ、大腸カメラ検査の場合は、AIの活用により、胃ガンや大腸ガンの早期発見率が大きく向上し見逃しが大幅に少なくなる事が期待されています。
この度、R5年6月より、おおこうち内科クリニックは人工知能(AI)を活用した内視鏡画像診断支援機能「CAD EYE」を搭載したAI内視鏡検査(胃カメラ検査&大腸カメラ検査)を開始しました!
https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/5581
【内視鏡診断支援機能「CAD EYE™(キャド アイ)」ページが開きます】
日本のがん統計によると、胃がんは、部位別のがんの罹患数・死亡数ともに第3位の癌です。また食道がんにおいては、5年相対生存率が41.5%で、胃がん(同生存率66.6%)や大腸がん(同生存率71.4%)と比べて低い状況です。初期のがんであれば、内視鏡手術や外科手術で切除できる可能性が高いことから、内視鏡検査で早期発見し、早期に治療に繋げることが非常に重要です。しかし、早期の胃がん・食道がんの病変は、サイズが微小なケースや形状が平坦なケースがあることから肉眼での発見が難しいという課題があります。
そこで大きな武器となるのが、AI内視鏡検査なんです。肉眼で発見が難しい病変に対して、AI内視鏡検査を実施する事で、胃ガンや大腸ガンの早期発見率向上に大きく寄与し、見逃しが大幅に少なくなると期待されています。
AI内視鏡検査とは、過去の内視鏡検査画像から病変画像を大量に学習したAIが、リアルタイムに検査画像を診ることで、平均的な内視鏡医の腕よりも「早く」「正確に」病変の有無を判断できるシステムなんです。今後の内視鏡検査に取って代わること間違いないと考えています。
緑の枠は内視鏡医ががんの位置をマーキングしたもの、黄色の枠は内視鏡診断支援システムが胃がんを診断したマーキング。
開発した内視鏡診断支援システムは、このような胃炎に紛れて発見が難しい胃がんも検出することに成功した。
出典:がん研究会有明病院消化器センター上部消化管内科、2018年
しかし、AIと聞いて抵抗や不安、聞き慣れなさを感じられる方は多いでしょう。AI内視鏡とは、ロボット手術とは違い、AIが内視鏡検査をする訳ではありません。実際は、内視鏡専門医が検査します。そして、検査中にリアルタイムで内視鏡画像をコンピューターに繋がれたAIが解析し、人の目では認識しづらいような早期ガンが画像の中のどこにあるかを領域表示させ、かつ、メッセージ表示させる事で、見逃しやすいガンの見落としを防ぎ、内視鏡検査の精度を大きく高めるもので、画像診断の補助診断になるものです。
AI内視鏡といっても、患者様にとっては、従来の胃カメラ、大腸カメラ検査の方法とは変わりません。変わるのは内視鏡機器側であり、AIによる画像解析のためのコンピューターが繋がれて、リアルタイムの内視鏡診断がなされるだけです。また、現在は、AI内視鏡検査による補助診断は保険診療算定は認められていませんので、通常の胃カメラ、大腸カメラ検査代以外の追加費用は一切かかりません。
是非、あなたも胃ガン、大腸がんの見落としがないよう、時代の最先端であるAI内視鏡検査を体験してみませんか?